おいでよ!エルフの森!

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おいでよ!エルフの森17!

ここは剣と魔法のファンタジーの世界にあるエルフの森。  その昔、エルフは人間よりも優れた魔法技術を持っていたのだが、邪悪な魔王の手によって重度のジャンキーになる呪いをかけられてしまい、今では見る影もない。


エルフの森では多種多様な薬物を製造しているが、中でも麻薬や幻覚剤の原料となる植物の栽培が盛んに行われている。

エルフの森では様々な異世界の物品を召喚し栽培した原料から麻薬や覚醒剤、幻覚剤まで合成し売り捌いていた。

なによりエルフ達は皆ジャンキーで、村の中には薬物専門店も多くあった。サイケデリック屋・アッパー屋・ダウナー屋・コーヒーショップまで何でもあり店はエルフ達の間で大人気だった。

そして今日もエルフの少女2人が森の中で幻覚キノコの採集をした帰りにコーヒーショップで休憩していた。


1人は銀髪の美しい美少女だ。彼女の名前はリリアンヌ・ルフェーブルと言う。
彼女は合法的なドラッグであるアルコールが大好きだった。

もう1人の金髪碧眼の美しい美少女はジャンヌ・ダルク。大のマリファナ好きだ。

「んー!ここのマリファナ最高!!」

そう言って店に置いてある大型の水パイプで一気に吸い込んだ。

(あぁ……気持ちいい……)2人とも煙突の様に煙をモクモクと出している。

2人が立ち寄ったのは最近エルフの村に出来た『コーヒーショップ』だ。コーヒーショップと言ってもコーヒーは売っていないマリファナ専門店の事だ。異世界の雑誌で存在を知った店の店長が真似をしたらしい。

大麻を購入し店で楽しむスタイルは無かったためエルフの村で大ヒットした。注文するとソフトドリンクや軽食も食べられとても便利だ。

リリアンヌはアル中だがマリファナも嫌いでは無かった。ジャンヌと共に煙を吐き出す。

「ふぅ~」「ぷっはー!」

2人以外にも店内にはエルフ達がマリファナを吸い談笑を楽しんでいる。この光景はこの森に住むエルフにとって居酒屋のようなものだ。客の大半は雑談を楽しみ、残りはひたすら軽食を食べ続けていた。

ジャンヌの最近のお気に入りは『ウェデングケーキ』という種類のマリファナだ。甘い煙と強いハイが魅力的だ。ちなみにリリアンヌはアルコール派である。

2人で会話を楽しみながらマリファナを吹かす。「ねぇねぇ聞いた?例の噂」ジャンヌが何気なく切り出した噂話。それはエルフの森の奥地にある温泉街の話だった。なんでも温泉があるのだそうだ。しかも天然の湯らしく効能も素晴らしいらしい。そんな話をしている内に時間は過ぎていった。気がつけば夕方になっていた。

「そろそろ帰ろうか?」「うん…………」

家に帰った2人は夕食を食べお風呂に入った後部屋に戻った。今晩は寝るまでずっと2人でトランプをしていた。飽きることなく遊んでいたらいつの間にか眠っていたようだ。次の日になった。朝食の後ジャンヌと一緒に散歩に出た。

しばらく歩くと新しいコーヒーショップを見つけた。どうやらまだ開店していない様だ。入り口の横の看板を見るとオープン時間が書かれていた。10時からのようだったのでそれまで待つことにした。

10時になり店を開けて貰った。店内に入るとカウンター席しかない小さな店だったが、清潔感があり居心地の良い店だった。2人はカウンターに座ってマリファナを頼む事にした。店主らしき男が現れ挨拶をする。メニューを見せてくれた。2人はマリファナを3gづつオーダーする。2分程してボングが出てきた。見た目は完全にただの水パイプに見えるが匂いは全くない。

ジャンヌの方は美味しいと言っているがリリアンヌはあまり好きになれなかった。試しに自分の方にも吸わせてもらったが全くわからない。店主によるとこれは普通のマリファナなのだとか。不思議だと思いつつも気にせず2人は楽しげにマリファナを楽しんだ。その後2人は気分良く帰宅する事にした。コーヒーショップで持ち帰り用のマリファナをオーダーする。

今度は別の種類を買ってみる事にする。しかしどれも同じ様に見えてしまう。

結局よくわからなかったのでジャンヌと同じ物を買う事にして帰った。

家に帰って早速吸ってみることにする。味は同じで全く問題無くとても美味しい。

 


数日後、またジャンヌに誘われて出かける事にする。

道中、以前行った喫茶店の前を通る。

なんと店はまだ開いていた。

興味本位で寄ってみることにした。

店に入ってみると意外と繁盛していた。

テーブル席は全て埋まっており、カウンターで飲み物や軽食を食べることもできる。

店長が来てくれと言い、案内されるまま奥の部屋に行く。

そこには見慣れた人物が座っていた。

「あれ?リリィじゃないか」

「えぇ!?お婆ちゃん!?どうしてここに!?」村長のジュリエットがそこにいた。

「いやぁ、たまには外食しようと思ってね。ほれジャンヌお前さんも座りなさい」

「はい」

3人並んで椅子に腰掛ける。

ジャンヌは相変わらずの調子で喋り、リリアンヌは久しぶりに会った祖母との会話を楽しむ。

そして注文が届く。

頼んだのは飲み物が3つと朝食が2つだ。シャブ中の村長は飯を食わない。

食事を終えた後ジャンヌはトイレに行ってくると言って席を外す。その間リリアンヌは2人の昔話をして盛り上がった。

しばらくしてジャンヌも戻ってきたので会計することにした。

支払いを終え外へ出ると、先程のコーヒーショップの前に大勢のエルフが集まっていることに気づいた。何かあったのだろうか?と疑問を抱く。店の中を覗くと数人の人間が倒れていた。血を流している者まで居る。何があったのか店員に聞くがバカな人間が騒ぎキレた店長がショットガンで射殺しただけだった。なんて事はないエルフの森の日常風景だ。

興味を失ったエルフ達は散っていった。2人も帰路につく。今日は2人とも上機嫌だ。

「はぁ〜楽しかった〜」ジャンヌはスキップしながら歩いている。

「うん!私も久々会えて嬉しくなったよ!」リリアンヌはそう言って笑顔になる。

「あ、そうだ。これあげる!」ジャンヌはポケットの中からマリファナを取り出し渡した。(ま、いっか)リリアンヌは受け取り、火をつけて煙を肺一杯吸い込む。

いつもより強く効いている気がした。

ジャンヌと共にジョイントを吸いながら家路に急ぐ。途中でヘッドショップを見つけて店に入る。店内には様々な種類の喫煙器具が置かれていた。ジョイントペーパー適当に見繕って買うことにした。

家に帰るとマリファナを楽しみながらワインを飲む。

明日は何しようかなと考えつつ眠りについた。

 


次の日、リリアンヌは朝から出掛けてみた。

特に目的は無い。

気ままに街中を歩き回る。しばらくすると繁華街に着いた。

ここは色んなお店が沢山ある。

服屋ではアクセサリーも売っており、香水を売る店もあった。

色々な商品を見ているうちに良い考えを思いつく。

(このネックレスとブレスレットを貰おうかしら?)

店主を呼び止めて欲しい物を伝える。

「すみません。これを頂けますか?」店主はすぐに箱に入れて包装してくれた。代金を支払って店を出る。次に見つけたのは古着店だった。店内に入り適当なシャツとパンツを手に取る。サイズは合うようだ。値段を聞くと安かった。店主と交渉して半額にしてもらった。合計金額を払い店を出た。

家に帰ったら早速着替えてみる。

なかなか似合っているんじゃないかと思う。

鏡の前でポーズをとって見る。

「ふむ……悪くないですね」

などと呟きご満悦の表情を浮かべる。その後しばらくファッションショーをして楽しんだ後、昼食を食べた後芋焼酎を楽しむ。ラッパ飲みでゴクゴクと一気飲みする。喉越しが良く美味しい。グラスに注いでちびちび飲むのも良いがやはり直接口を付けて飲める方が好きだ。

途中起きて来たジャンヌも加わりマリファナを吸いながらゆっくりした時間を過ごした。

そんな感じで夕方までダラダラして過ごす。夜になり夕食を食べ終わり風呂に入ったあと、さっそく貰った服を着てみる。サイズもピッタリだった。気に入ったので大事に保管しておく事にする。

その後ベッドで横になって本を読み時間を潰す。

 

翌朝、リリアンヌはいつも通りの時間に起きて、顔を洗い歯磨きをして髪を結い上げた。服を着替えて部屋を出る。

すると廊下でジャンヌと遭遇したので一緒に居間へと向かう。

朝食を食べた後、ジャンヌの部屋へ行く。

昨日買った服を見せて感想を聞いた。

「どうでしょうか?」

「最高。よく似合っていて可愛い!」ジャンヌは親指を立てて答えた。

「ありがとうございます」照れた様子でリリアンヌは礼を言う。

「じゃあ、出かけよう」「はい」

外に出ると雲一つ無い快晴であった。2人は手を繋いで街へ繰り出す。

まずはジャンヌの行きつけのヘッドショップで新しいパイプとボングを買う。その後はジョイントペーパーやローチを数点購入。

それから2人で仲良く公園でマリファナを楽しんだ。「気持ちいいね〜」ジャンヌはすっかりキマってしまったようで、リリアンヌの肩にもたれかかりながら幸せそうな顔で言う。

「えぇ」リリアンヌは微笑み返す。

その後、2人並んで家路に着く。

帰宅したらリリィの部屋でゴロ寝して過ごした。

ジャンヌはずっとリリアンヌの側に寄り添っていた。

リリアンヌはそんなジャンヌが愛おしく思えた。

その日の夜はマリファナパーティーをした。

 


翌日、昼頃に起床した。

シャワーを浴びてからリビングに向かう。

そこには既にジャンヌの姿は無かった。

恐らく仕事だろうと思いリリアンヌは気にしなかった。

本を読みながらボーッとして過ごしているとあっという間に時間が過ぎた。気がつけば外は暗くなり始めていたので慌てて夕食の準備をする事にした。メニューはカレーだ。野菜を切って肉を炒める。市販のルーを入れてかき混ぜれば完成である。ご飯も炊いておいた。皿に盛り付けてテーブルに置く。後は食べるだけだ。スパイシーな香りが鼻腔を刺激する。

ジャンヌが帰宅し2人はスプーンを持っていただきますと言い食べ始める。味は普通だ。可もなく不可もない。普段から料理をしているリリアンヌにとっては手慣れたものである。食事を終えたら食器を片付け、後かたづけをする。

その後、ソファーに座ってパイプでマリファナを吸うジャンヌを眺めながらウイスキーを楽しんでいた。しばらくしてジャンヌが眠そうだったので寝室まで連れて行ってあげる。そして自分のベッドに潜り込んで就寝した。

 


次の日、リリアンヌはいつも通りに目覚める。ジャンヌはまだ眠っているようだ。起こさないようにそっと部屋を出て洗面所へ行き身支度を整える。

朝食を済ませて食後の紅茶を飲み終わった頃、ジャンヌが起きてきた。

おはようと言うと元気の良い挨拶を返される。

その後、軽く一服し2人で散歩に出掛けた。

今日は特に目的は無いのでのんびり歩くことにした。

 

途中、ペットショップを見つけたので立ち寄る事にする。店に入ると様々な種類の奴隷がいた。店員に尋ねると売れ残っている子達らしい。みんな人間らしく値段は安い。とりあえず飼ってみるのもありかもしれないと考えた。店内を見て回っていると、1匹の奴隷と目が合った。茶色い毛並みの奴隷だ。女性客と何か話している。どうやら値引き交渉中のようだ。しばらくすると女性は諦めて去って行った。

「あの子は良いんですか?」と聞くと「駄目です」と即答された。

リリアンヌは少し考えると店の主人を呼び止め、例の獣人の子を買い取りたい旨を伝えた。値段を聞かれたので相場よりもかなり安く提示する。それでも構わないと言われたので購入する意思を伝える。

手続きを済ませると代金を支払って店を出た。買った奴隷はアリシアにあげる事にした。

村長の家に帰り事情を説明する。

彼女は大喜びしていた。早速名前を付ける相談を始める。

話し合いの結果、名前はベルに決定した。彼女はこれから村長の家で暮らす事になった。何日生きられるかな?と冗談めかすと、数日で死んじゃうかも……などと言っていた。まぁ、その時はその時である。

夕食はジャンヌと一緒にジャンキークッキングを嗜んだ。

マリファナ入りのパンケーキを作って食べた。

夜になり、ジャンヌが先に風呂に入る。

その間にリリアンヌは部屋の掃除をしておく。

ジャンヌが出てきたので入れ替わりで浴室へ向かう。

髪を解き身体を洗い湯船に浸かる。

その後、上がって髪を乾かし居間へ戻る。そこでジャンヌが晩酌のお誘いをしてきたので付き合う事にする。

今夜はワインを飲むつもりだが、せっかくなので違う種類を試す事にした。ボトルを手に取りラベルを見る。白ブドウで作られたロゼ・ワインのようだ。グラスに注いで飲むと口当たりが良く飲みやすい。美味しいと伝えるとジャンヌは嬉しそうだった。2人で飲んでいるとジャンヌの様子がおかしくなった。目は虚ろで顔は赤い。「大丈夫ですか?」「うん……だいじょうぶだよ」呂律も怪しい。明らかに酔っ払っている。リリアンヌは彼女を介抱しながらベッドへ運び寝かせた。

ジャンヌは頬を赤らめてスヤスヤ眠る。

リリアンヌはその寝顔を微笑みながら見つめていた。

 


翌朝、ジャンヌは二日酔いに悩まされた。

頭痛、吐き気などの症状がある。こんな時はマリファナを吸うに限る。

ジャンヌは自分に回復魔法を掛けボングで3ヒットほどマリファナを吸い、買い置きしてあるハルシオンを飲み寝逃げした。昼過ぎに目を覚ました時には大分マシになっていた。

昨日の事を思い出すと気分が悪くなる。

リリアンヌの前で醜態を晒してしまったのだ。

穴があったら入りたいとはこのことだろう。

ジャンヌは悶々としたが、いつまでも悩んでいても仕方ないので気持ちを切り替えることにした。まずはお礼を言うために彼女の元へ行くことにする。

ノックをしてからドアを開ける。

「こんにちは」

リリアンヌは驚いた顔を見せた。

ジャンヌは恥ずかしそうに言う。「その、ありがとう…」そして、すぐに話題を変える。

「ねぇ、私にもマリファナちょうだいよ!」

リリアンヌが答える。

「いいですよ。一緒に吸おうか」2人は並んで椅子に座る。

テーブルにはマリファナが置いてある。

ジャンヌはマリファナを口にくわえると火をつけた。

煙が肺を満たしていく。

とても心地よい感覚だ。

そのままゆっくり吐き出すと頭が冴えてくる。

しばらくするとリリアンヌも同じことをした。

2人の呼吸に合わせて白いモクモクが出てくる。

ジャンヌは不思議そうな目でそれを見ていた。

そして、ふと思い出したように言った。

「そういえばさ、昨日の夜のこと覚えてる?」

リリアンヌは首を横に振る。

嘘ではないようだ。

それなら良かったと安堵する。

あんな痴態を見せてしまったのに忘れられたら困るからだ。

しかし、本当に何もなかったのだろうか? 少しだけ不安になる。それから2人でマリファナを楽しんだ後、リリアンヌの部屋を出てジャンヌは自分の部屋に帰った。

 


部屋に戻ったジャンヌは昨日あった事を思い出して顔を赤らめた。自分がとった行動も思い出して、しばらくベッドの上でゴロンゴロン転げ回っていた。

リリアンヌが覚えてないなんて嘘だと思っていたが聞くに聞けなかった…。もし、聞いたとしても答えてくれないだろうとも思った。

それにしても、あのリリアンヌがそんな事をするとは思えない。

きっと何かの間違いだと結論を出した。

 

 

 

エルフの森は今日も平和だった。明日もきっと平和だろう。明後日も平和に違いない。

 


エルフの森はラヴ&ピース