おいでよ!エルフの森!

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おいでよ!エルフの森14!

ここは剣と魔法のファンタジーの世界にあるエルフの森。  その昔、エルフは人間よりも優れた魔法技術を持っていたのだが、邪悪な魔王の手によって重度のジャンキーになる呪いをかけられてしまい、今では見る影もない。

 


エルフ達は異世界から何でも召喚する。エルフ達が使う薬の中には、魔力を高める物や、痛みを和らげるものなどあるが、殆どは陶酔作用のある麻薬である。

そんなエルフの森では新しい異世界のアイテムを召喚している最中だ。エルフ達はマリファナ喫煙用のライターから開墾用重機まで何でもかんでも異世界から召喚するのだ。
そして今まさに、新たなマジックアイテムが召喚されようとしていた。

「さあ次は何が出てくるかしら?」

そう言って少女は目を輝かせて召喚サークルを見つめている。

サークルの中は徐々に輝きが増していき……遂に光の中からあるものが現れた!

『ドゴーッ!』という音とともに何か現れた。

次の瞬間にはもう既に土煙りが立ち込めていた。

「うっ!」

エルフ達はあまりの衝撃に思わず声を漏らす。周りにいた仲間達もあまりの音の大きさに皆困惑していた。(なんなのよこれは!?)

しばらくして土煙りが晴れていくと同時に召喚されたモノが見えてくる。

大きさは500m近い巨大なコンクリート製の建物だ。だが、ただの建物ではない……。

「まさかこれって……。」

一人のエルフがその建物を眺めながら呟く。

 


異世界の製薬工場……。」

 


エルフ達は思った。これで大量の薬物が合成できると…!!

それから数ヶ月後……。エルフの森の一角に異様にデカい製薬工場があった。そこの作業員はエルフ。彼らは日夜新種のドラッグを開発し続けていた。

そんな中、の一人がある異世界の本を発見した。それはこの世界にはない種類の麻薬の合成法が書かれている本だった。その本にはモルヒネの数千倍のパワーがありごく微量を摂取すると強烈な快感が得られるというのだ。エルフ達の反応は早かった。早速解析を始める。そして遂にそれを合成した!その効果は凄まじくたった数マイクログラム摂取しただけで、強烈な多幸感が味わえるのだ。

しかし恐ろしい事にその成分の入った2mgで人間の大人一人分の致死量となるらしい。少量でも依存性があり危険であるが、大量に服用してしまうと死に至る危険性があるため注意が必要だ。

モルヒネの数千倍、ヘロインの100倍のパワーがあった。つまり1kgの新麻薬を合成すればヘロイン100kgを作るのと同じだった。エルフ達は歓喜し大騒ぎとなった。中には踊り出すものさえいた。

(素晴らしいぞ!我々にこんな力があったとは……!)

今までにない圧倒的な力が手に入った事でエルフ達に自信がみなぎっていた。

エルフ達は新麻薬に「フェンタニル」と名前を付けた。紛れもなくこの世界最強のオピエイド系の麻薬だ。エルフ達は早速量産し売り出すことにした。

 


人間の国では麻薬が蔓延していたが最近どうも様子がおかしい。

麻薬摘発件数は減っているのに麻薬中毒者は増えているのだ。

しかも異常なスピードで……。

 


国王はその謎の現象について調べるため部下を派遣し調査させた。

その結果、驚くべき事が分かった。国内で流通している麻薬は極微力で今までの麻薬より効果があるのだ。その為人々は以前より廃人になっていると言う。

国王はこの事実を知り頭を抱えた。

(このままでは我が国はダメになってしまう!なんとかしなければ……そうだ!)

王宮魔術師や王宮医の試算では『従来の麻薬比べて数十倍以上強力』との事だ。

たった数キロ隠して持ち込めば従来の麻薬100キロの密輸と同じだ。

他の国でも麻薬が一気に広がり頭を悩ませていた。麻薬撲滅のため各国の首脳達は話し合いを始めた。そこで一つの結論に達した。

「もし他国でも同じ麻薬が使われているとしたら?それを秘密裏に輸入する事が出来れば……。」

こうして各国は同じ麻薬を探すことになった。

数日後…… とある国の王宮にて……

「麻薬ですか?」

「ああそうだ、今世界中で使われている麻薬を調べてくれないか?」

「わかりました。すぐに取り掛かります。」

「頼んだよ。それともう一つあるんだ。実は……」

 


その頃エルフの国では……

「カルフェンタニルの合成に成功しただと?」

フェンタニルを更に強化した麻薬カルフェンタニルが完成していた。

なんとフェンタニルの100倍の薬理作用を持つ究極麻薬だ。これを輸出すれば我々の勢力は大きく拡大するだろう……。

「よしっ!では早速売ろうじゃないか!」

「はい!」

その日、全世界に同時に大量のカルフェンタニルが入った箱が届いたという……

そして数週間後…… 世界中は阿鼻叫喚の地獄絵図となっていた。

麻薬によって次々と人が死んでいったのだ。

「うーん。やっぱり効果が強すぎたか……。まあいいか」エルフの森には笑い声だけが響いていた。

 


エルフの森では笑いが止まらなかった。カルフェンタニルはヘロインの4000倍の薬理作用があるからである。たった1kg作れば40トンのヘロインを作るのと同じである。まさに夢のような麻薬だった。

エルフ達は早速カルフェンタニルを各国へ売り捌いた。少量を密輸すれば同じ量のヘロインの4000倍儲かるのだ。売人は飛び付いた。

「うひょおおお!これはすごいぞ!」

「なんてこった!」

「やったぜえ!」

そして瞬く間に世界中の国々がカルフェンタニルに溺れていったのである。

エルフ達は調子に乗って大量に作り続けた。いくつかの国は崩壊しそうだがどうでもよかった。麻薬漬けになった国はもはや滅ぶしか道はないからだ。

それから数十年後…… 遂に国がいくつか滅んだ。だがそれでも麻薬は売れ続け世界はカルフェンタニルで満たされた。

エルフ達はどんどん作った。作る度に莫大な利益が手に入りますます金回りが良くなっていった。

一方人間の国では今までより麻薬中毒者が現れ危機に陥っていた。そんな中、一人の男が立ち上がった。

「私は人間を代表して言う!これ以上麻薬を作るのをやめろ!さもないとその首を跳ねるぞ!!」男はそう言った。しかし誰も聞く耳を持たない。当たり前だ。もう既に麻薬で頭がおかしくなっているのだから。次の瞬間男の体は真っ二つに引き裂かれていた。それはまるで肉屋の解体ショーのようだった。エルフによる対物狙撃ライフルで暗殺されたのだ。それからというもの…… その男の意思を継ぐべく麻薬の密売組織に立ち向かう者がいたが返り討ちに合い殺されたり、捕まり拷問を受け自白剤など使われ情報を引き出されたりした者もいたが結局全員殺されてしまった。


こうしてエルフが支配する世界となった。

エルフ達は新たな世界秩序を作った。麻薬産業を独占し、自分達だけで独占的に商売した。そして人間から高い税金を課し人間から搾り取った。

またエルフ達は今まで以上に森の奥深くに住処を移し人間の目から逃れる事にした。人間は愚かな生き物だ。そんな事を考えながら今日もエルフ達は麻薬を作り続けていた。

 


そして現在……森では薬物の販売が行われている。アッパー屋、ダウナー屋、サイケデリック屋。コーヒーショップ。沢山の店舗があるパラダイスだ。今日もお店には客がひっきりなしに来る。

「はい。いらっしゃいませー」

店員がそう言いながら、やってきた客に笑顔を向ける。

この店の制服は白シャツに黒のパンツというシンプルな服装だが、胸元は大きく開いていて谷間がくっきり見えるデザインになっている。

店内のBGMはテクノ系サウンドが流れており、壁一面にポスターが貼ってある。そこには様々な種類のキノコが描かれている。

店内では白い煙が立ち込めていて、皆がマリファナを楽しんでいる。思い思いに談笑したり軽食やソフトドリンクを楽しんでいた。店内奥のカウンター席に座っている二人の美少女が、何やら話しているようだ。

1人は銀色の髪をしたリリアンヌ。もう1人は金色の髪をしたジャンヌ。2人はこの店の常連だ。ジャンヌはボングでマリファナを吸いリリアンヌはジョイントで吸っている。2人共肌が白くてとても美しい。しかし、ジャンヌの目の下には大きなクマができていた。

「はぁ~……また仕事が増えるよぉ……」

「どうしたんですか?ため息なんてついて」

「ううん!なんでもない!」「ふふっ変なジャンヌね。

それより今度の週末はどこに行きます?」

「あーそうだねぇ……」

そう言いながらジャンヌはテーブルに突っ伏した。

「ちょっと!大丈夫ですか!?」「ああ、ごめんね。最近寝不足でさ。ついボーッとしちゃった。」

「ならいいですけど……あまり無理しないで下さいね?」

「ありがと。優しいんだね。」2人の仲睦まじい会話を他の客達は微笑ましく見ていた。

「そういえば……この間召喚したゲームまだやってませんよね。週末に一緒にやりましょう!」

「おっ!それもいいね!」

「じゃあ決まりですね!」

「よしっ!やろっか?」

2人は会話を楽しみながらマリファナを楽しんだ。

 

 

 

人間の国は滅ぶ寸前だがエルフの森はいつも通り平和だった。明日もきっと平和だろう。

 


エルフの森はラヴ&ピース

 


-END-