ここは剣と魔法のファンタジーの世界にあるエルフの森。 その昔、エルフは人間よりも優れた魔法技術を持っていたのだが、邪悪な魔王の手によって重度のジャンキーになる呪いをかけられてしまい、今では見る影もない。
「私は神だ!私は神だ!!」[パーン!パーン!パーン!]
村長のひ孫でありシャブ中厨二病のアリシアが今日も元気にトカレフを乱射している。エルフの村の平和の象徴だ。アリシアは今日も元気な様子で、とても幸せそうだ。
銃を撃ち終わったアリシアは懐から小さな透明な液が入った瓶を取り出した。ヒロポン3mgアンプルである。それを一気に注射し、そして叫んだ。
「んっーーーー!!っ!!っふーーー!!」
血管の内部から電流の様な快感が全身を駆け巡る。彼女はピロポンでしか味わえないこの感覚が何より好きだった。
(やばいぃぃぃいいぃ!!……気持ちいぃぃいいいぃいい!!!!…)
もう既にガンギマリだが何とか堪えて、次の行動に移る。
今度は机の下に置いてあった紙袋に手を伸ばし、中身を取りだしす。トカレフの銃弾だ。先程乱射した分を補充しないといけない慎重に手際よくマガジンに装填していく。全ての弾丸を装填し終わると両手にトカレフを持ち村へ繰り出し銃を乱射するのだ。これが彼女の日課だ。
平和な日常風景のため誰もが見慣れており、誰も気にしていない。
いつも通りの光景だからだ。
(よっしゃあぁああぁ!!私ってば天才!!!)
そんな自画自賛をしながら、森の奥へと進んでいった。
エルフの森には大きな湖がある。そこには綺麗な水を好む魚達が沢山泳いでいる。
しかし、アリシアはその湖に住んでいるある種族を知っていた。それは……人魚である。エルフ達が南方で捕らえた奴隷である
「こんにちわ〜!」
湖の畔に到着したアリシアは大きな声で挨拶をした。すると直ぐに返事があった。
「お願い!殺さないで!!殺さないで!!」声の主は美しい鱗を持つ人魚の美女だった。怯えきった表情をしている。
彼女達をここに連れてきたのはこのアリシアあった。
「大丈夫だって!みんなもきっとわかってくれるはずさ」そう言って手に持っていた黒光りする拳銃を見せる。その瞬間女の顔が絶望の色に染まり悲鳴をあげた。
「いゃぁあぁあ!!!助けてぇえええ!!」
その様子を見ながら大笑いをする。
「ハハハハッ!!!」
アリシアは湖の水面に銃を撃ち込み始めた。弾が無くなるまで撃ち尽くした後、満足気に帰っていった。
水の中にいた人魚達は恐怖のあまり気絶していた。
昨日の事など何事も無かったかのように笑顔のアリシアがいた。今日もヒロポンを注射しご機嫌だ。テンションが上がってきた彼女はいつも通りトカレフを乱射してご満悦だった。「ヒャッハー!!!最高だぜーーーーーーー!!」
「…………。」
その様子を物陰に隠れ見ていたジャンヌは呆れていた。いつも通りだと。
エルフの村ではアリシアの評価は高い。アリシアを見た奴隷達は勝手に怯え従順になるのだ。歩く暴力装置と評判が良かった。暴力耐性が低いダークエルフ達はアリシアを見るだけで失禁する程であった。
アリシアは存在するだけで奴隷が従順もなる素晴らしい存在だった。また、ポン中という事で村のアイドル的存在でもあるため、彼女を慕う者も多く、特に男連中からはモテているようだ。
他にもシャブシャブ屋からはセールの度に彼女を雇い看板娘扱いをしていた。「アリシア様〜」なんて呼ばれコアなファンも出来る有様だった。
「ドカじゃ!ドカじゃ!!」叫びながら人魚の住む湖に投げ込んでいる。爆音と共に湖から水柱がたち上がったがアリシアは止まらなかった。
今度は大型バッテリーを取り出し電極2本を湖に差し込む。
「ビリじゃ!ビリじゃ!ビリじゃああ!」叫ぶと同時にスイッチを入れた。強烈な電撃を浴び、人魚が陸に打ち上げられた。
電流により筋肉が痙攣し、口から泡を吹き出している。白目を剥いていた。
それをアリシアは嬉しそうな顔をしながら眺めていた。
「ハァア!!良いねェエ!!」
アリシアはすぐさま人魚に回復魔法を掛けた。即座に意識を取り戻す人魚達。「ありがとうございます!!」「アリシア様!!」「一生ついていきます!!」
涙を流し感謝している。
「フフン、私は神だ!崇めろ!」
「はい!」「アリシア様!」「神様!!」
そんなやり取りをした後、アリシアは人魚達を殴り始めた。「オラ!死ねぇえええ!!!」
「がっ!!」「ぐっ!」「ぎぃいぃ!!」
殴っては蹴り、蹴っては殴り、殴られては蹴る。まるでサンドバッグの様に人魚を殴り続ける。
「もっと!もっと!もっとだぁ!あーーはっはっは!!」
容赦無い暴力が人魚達に襲い掛かる。人魚達の悲鳴を聞きながらアリシアは笑っていた。
この狂った遊びが終わると、人魚達が一斉に土下座してきた。「申し訳ありませんでした!!」「もう逆らいません!!」「殺さないで!!」「死にたくない!」
涙目になりながらも必死に懇願する人魚達を見て大笑いした。「あははは!!いいぞぉお!!そうだぁあ!お前らは私のおもちゃなんだぁあ!!」
エルフの森には今日も平和な日常風景が広がっていた。
エルフの森で使用される従順な奴隷はこの様にして心が折られるからである。
次の日アリシアは獣人の奴隷に幻覚剤を飲ませてそのまま麻袋に詰め、馬車に乗せて運んでいた。
運んだ先は洞窟であった。生意気な奴隷は麻袋に入れ吊り下げ太い針で刺すのだ。
幻覚剤で知覚と聴覚が増強され痛みと恐怖心が何十倍にも増幅するのだ。獣人は暴れるも麻袋は強靭でビクともしない。
「助けてくれぇええ!!嫌だぁあ!!」
そんな姿を見てアリシアは大笑いしていた。
「ハハッハハッハハッハハッ!!」
アリシアが麻袋を太い針で刺す。刺し続ける。
「やめてください!お願いします!何でも言うこと聞きますから!」
「あーはっはっは!!ひーひゃっひゃっ!!!!」アリシアは爆笑しながら麻袋を刺し続ける。やがて、麻袋の中から血が滲み出てきた。
アリシアの笑い声と血が混ざり合う。
「ギィイイヤャヤァア!!!」
奴隷が弱った事を感じ取ると即座に回復魔法を掛け回復する。「ほら!まだ生きているよ〜?」そう言いながら今度は殴り出す。何度も殴打を繰り返す。
「グギャッ!!ガァアア!!」
殴られた箇所は骨が砕けていた。
「あーーはっはっは!!楽しいねぇエ!!愉快だネェ!!」
「ウワァアア!ヒデブッ!!」
それから数時間拷問を繰り返し、奴隷の意識が無くなったところでアリシアは回復魔法を掛けて起こす。
そしてまた、殴る。その繰り返しだった。
「あはは!気絶するなって言っただろう?まだまだこれからだよ!」
アリシアは楽しそうな笑顔を浮かべていた。
思う存分奴隷で遊んだアリシアは回復魔法を掛け奴隷を元の場所に戻した。
その後、別の奴隷に洞窟の掃除をさせる。糞尿が垂れ流しのため、定期的に清掃させていたのだが、最近サボるため罰を与えているのである。
「オラ!汚物は全部捨ててこい!ちゃんと言われた通りにしないと殺すからな!!」
「はい……」力無く返事をする獣人達。
「よし、次の奴隷だ!」アリシアは目を輝かせていた。
「はい」次に連れて行かれたのはホビット達だった。彼らは子供くらいの身長なので虐待には丁度良いサイズだった。「さぁ、今日はお前らにプレゼントがあるぞ!」
アリシアは満面の笑みで彼らに向かって歩いていく。
「「ひっ!」」怯えるホビット達。
「「うわぁああああ!!」」「「逃げろ!!」「殺される!!」「助けてくれぇえ!!」「何でこんな目に!!」「どうして俺らが!」
口々に叫びながら逃げ出す。だが、アリシアはその全てを捕まえ、牢屋に投げ入れた。
怯えるホビット達に注射器を見せる。
「この中には強力な幻覚剤が入っている!これを身体に打ち込んだらどうなるかな?」
「「ヒッ!」」
恐怖に引きつる顔を見て大笑いする。
「フヒャハハハ!!!楽しみだね!早く打ちたいねぇ!」
「「やめてぇえ!!」」泣き叫ぶ。
「「誰か助けてくれ!!」「死にたくない!!」「許してくれ!!」
泣き喚くホビット達に注射を打ち込んでいった。中身は定番のLSDだ。強力な幻覚作用があり恐怖を増幅する素晴らしい薬だ。
ホビット達は幻覚に襲われて叫び出す。
「あぁあああ!!!痛いぃいい!!」「死にたくない!!殺してください!!」
涙を流しながら助けを求める。そんな姿を見て大喜びしている。
「あはは!!いいぞぉお!!もっと泣け!!」
「「ぎゃあぁああぁあ!!」」
アリシアはテンションが上がってきた。アリシアは異世界から召喚した熊撃退用強力トウガラシスプレーを取り出した。アリシアはこのスプレーをホビットの顔面に噴射する。噴射した瞬間ホビット達がのたうち回った。「ぐぁあ!!熱い!!やめてくれぇえ!!」
「あはは!!ほーれもう一本だぁあ!!」
「ギャァアア!!助けてぇえ!!」
「助けてくれぇえ!!」「殺して!!もう殺して!!」
悲鳴が洞窟中に響き渡る。その日一日中、大騒ぎが続いた。
次の日の朝、アリシアは満足げな表情を浮かべていた。今日も獣人をサンドバッグ代わりに殴っていたのだ。
「あーーーはっはっは!!!楽しいねえエ!!」
「やめてください……お願いします……」ボロ雑巾のような状態で懇願する。
「んー?何か言ったかい?」
アリシアは聞こえないふりをして獣人に殴りかかる。
「ギィイイヤァア!!」
「ふひゃはは!!死ねぇええエ!!」
「「ウワァアア!!」」
アリシアは夢中でサンドバッグ代わりの奴隷を痛めつけ続けた。
「うひゃっひゃっ!!」
「もう嫌だぁあああ!!」
「助けて!助けてぇえ!!」
アリシアが大声で笑う。従順な奴隷の製造はアリシアの大切な仕事だ。ヒロポンを打ち奴隷を殴る。最高の仕事だ。アリシアはまた上機嫌で奴隷を弄び始めた。
次の日アリシアは異世界から召喚した素晴らしい『コレクション』の中からスタンガンと呼ばれる凶悪な拷問器具を取り出した。形状は色々あるがスイッチを押すだけで電流が流れる実に素晴らしいアイテムだ。「お前にコイツを使うのは初めてだったね。よく味わえ!!」
そう言いながらアリシアは奴隷の太腿にスタンガンを押し当てる。
「ガァアア!!」電撃が走る。奴隷は白目を向いて泡を吹いた。
アリシアは笑顔で奴隷に尋ねる。
「どうだい?気持ちよかったろう?もう一度使って欲しいか?」
「はい……」奴隷は涙と鼻水を流して必死に答える。
「よし!それじゃあ次はもっと強く押してやるよ!」アリシアはスタンガンを奴隷の足に押し付けた。
「ぎゃあぁああぁあ!!」
「ははは!!これだよ、これが欲しかったんだよぉおお!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
アリシアは何度もスタンガンを当て、奴隷を苦しめ続ける。
「グゥオオォオ!!!」
「ハハハ!!痛いか!?でもまだまだぁああ!!」
アリシアは涙を流しながら笑い転げた。
「あははは!!」
今日の相手は硬い鱗のドラゴニュートの奴隷だ。
「今日はこれにしよう!!」アリシアは釘打ち機を手に取る。
「これは小型の釘を撃ち込む機械だ!刺す場所によって違う痛みになるぞ!腕、首、腹、足のどこが良いかな?」
アリシアは近くに置いた丸太に釘打ち機を試しに撃ち込む。
[パシュ!パシュ!パシュ!]
「ひっ!」
アリシアは楽しそうな顔をする。
「いいかい?今からこの釘を打ち込んで行くけど死にたくなかっらたら我慢するんだぞ?わかったな?」
「嫌だ!いやだ!!助けてくれええーーーー!!」
アリシアは奴隷の指に打ち込む。
[パシュ!」
間抜けな音が鳴り奴隷の指に釘が打ち込まれる。
「ぎぃいいああああああああああぁああ!!!!!」
次の指に狙いを定める。「あぁあ!!嫌だ!!やめろ!!」
アリシアは笑顔で釘を打つ。
「うーん!!たまらないねぇ!!」
アリシアは嬉々として次から次へと奴隷に釘を打ち込んだ。「ギャァアア!!」「グェエ!!」
最後にアリシアはスタンガンを取り出す。
「今度はこれだ!!」
アリシアはスタンガンを使い奴隷を痛めつける。
「ギャァアア!!」「あぁあぁ!!やめてくれええ!!」
「はは!良い声だ!!もっともっと聞かせてくれ!!」
アリシアは泣き叫ぶ奴隷を見ながら大喜びする。
次の日もアリシアは異世界から召喚した様々な拷問器具を取り出し、奴隷を従順にしていく。彼らは資産なのだ。ただの資産だ。資産は従順であればある程望ましい。エルフの森では奴隷魔法で絶対服従にした後も定期的に恐怖を植え付けるのが常識だ。アリシアに拷問された奴隷はアリシアを見るだけで素直になった。
次の日アリシアは異世界から新しい拷問器具を手に入れた。鉄の処女だ。内側のびっしりとトゲが付いた有名なアレである。
あまり知られて居ないが鉄の処女を使っても人は絶対に死なない。
設置されたトゲは人間の重要な臓器や太い血管を避けて設置してあり絶対に死なないのだ。
拷問のスペシャリストであるアリシアはトゲの位置を見た瞬間に全てを理解した。
早く中に入れてパカパカと開け閉めしたかったのだ。
使う相手は人間だ。もし手違いで死なせても資産価値の低い奴隷だ。実験には丁度良かった。
アリシアは早速奴隷を拘束し鉄の処女の前に座らせる。奴隷は謎のオブジェの前の座るよう命じられ困惑しつつも目の前にある不穏なオブジェに強烈な恐怖感を感じていた。
「それじゃ、入れていくね」
「ひぃ!!」奴隷が悲鳴をあげ失禁し気絶した。
「あれ?やりすぎた?」
アリシアは失神している奴隷を見つめる。
「まぁいっか!」
それから数日かけてアリシアは鉄の処女を使い奴隷にトラウマを植え付け続けた。
次の日もアリシアは異世界から色々な武器を持ってくる。その一つ一つを奴隷に見せて反応を楽しむ。ファラリスの雄牛は傑作だった。村のエルフに頼みゴブリンを捕獲してもらい中に入れ奴隷の前で焼いたのだ。
『ぶぅぉぉおぉぉおおおぉおおーーーーーーーん!ぶおぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!』
ファラリスの雄牛に仕込まれたトランペット構造がゴブリンの呼吸で唸り声を上げた。
奴隷達は中がモンスターのゴブリンだと知らずに失禁していた。あれは笑えた。
その後奴隷がとても従順になり村長に褒められた。やったぜ!
アリシアは異世界から召喚した拷問器具と持ち前の才能を発揮し奴隷達の労働力を向上させた。
エルフ達の麻薬生産量がまた上がったのだった。
奴隷達が地獄を見いる一方でエルフの森は平和そのものだった。
ジャンヌは買ってきたマリファナの瓶を開け匂いを嗅いだ。
「ふわぁああ〜♪良い香り〜」
幸せな気分になる。
「もう我慢出来ない!吸っちゃおう!」
ジャンヌは愛用のグラインダーでバッズを砕きタバコ状にしボングの火皿に詰め込む。もちろんボングには水が入れてある。
ライターで火を着けつつ吸い口から煙を吸い込む。
ボコボコボコボコボコボコボコボコ…………
水の中で濾過された煙が肺に入ってくる。「んーーーーーーーー!!!最高!!」
この瞬間のために生きていると言っても過言ではない。
「あぁあぁああぁ!!良い気持ちぃいいー!!」幸せの絶頂。
(もう一服吸っちゃおう!!)
ボコボコボコボコボコボコボコボコ………
「あぁああ!!やっぱり美味しい!」
ジャンヌは毎日のようにマリファナを吸引する。
「ははははは!!」マリファナの作用で笑いが止まらない。
その時扉をノックされ「入っていいですか?」とリリアンヌの声が聞こえてきた。「どうぞ!!」と返事をする。
「ジャンヌ!吸う時はちゃんと換気しなさいよ!!」部屋に入るなりリリアンヌは怒ってくる。
「えへへ」と笑って誤魔化す。
「まったく!何回言っても聞かないんだから!」
「ごめんってばー!」リリアンヌはため息をつく。
「それよりリリィもどうだい?」ジャンヌはボングを差し出す。
リリアンヌはそのまま受け取り火皿にマリファナを詰める。そしてボングに口を当てる。そのままゆっくりと煙を吸い込み吐き出した。リリアンヌも大喜びだ。こうして2人の日常は続いていく。
今日もエルフの森は平和だった。奴隷達は地獄を見ていたがエルフ達には関係が無いのだ。
今日もマリファナは美味しいしご飯も美味しい。平和なひと時が流れる。
エルフの森は今日も平和だった。明日もきっと平和だろう、もちろん明後日も平和に違いない。
エルフの森はラヴ&ピース
-END-