おいでよ!エルフの森!

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おいでよ!エルフの森11!

ここは剣と魔法のファンタジーの世界にあるエルフの森。  その昔、エルフは人間よりも優れた魔法技術を持っていたのだが、邪悪な魔王の手によって重度のジャンキーになる呪いをかけられてしまい、今では見る影もない。

 


ジャンヌは今日も幸せだった。お気に入りのコーヒーショップでお気に入りのポテトチップスを食べながらお気に入りのマリファナをふかしていた。この瞬間が人生で一番楽しい時間だと思っているし、毎日そう思い続けているだろう。

「あー……しあわせぇ」

うっとりとした表情を浮かべて煙を上げるマリファナを見つめるジャンヌの目には涙すら浮かんでいた。彼女は今の人生に心の底から満足しているのだ。そんな彼女の元を訪れた男がいた。店長である。

「気に入ってくれて嬉しいよ。」「そりゃもう!最高の気分です!」

「それなら良かった。実は新しい商品ができたんだが試してくれないか?」

「えっ!?本当ですか?是非ともお願いします!!」

今までにも何度か新しい品種のマリファナや新しいソフトドリンクや軽食をご馳走になっていた。

毎回新製品が出る度に楽しみにしているくらいなのだ。断るはずがない。しかし今回はいつもより少しだけ様子が違ったようだ。店長さんは何時もの笑顔ではなく真剣な顔つきをしていたからだ。これは期待できるかもしれない……。私は胸を高鳴らせた。

「じゃぁ早速だがこれを試してくれないかい?」手渡された小瓶の中にはマリファナが入っていた。初めて目にする品種だったが不思議とその美しい見た目に惹かれてしまった。

瓶を開けて香りを嗅いでみる。良い匂いだ。甘くてフルーティーでどこかバニラを思わせる香りがする。これならばどんな人でも楽しめるはずだと確信した。

瓶から出したマリファナを小さく千切りグラインダーに入れ細かく砕く。砕いたマリファナをペーパーの上に乗せ、作っておいた吸い口部分のティップスをセットしてくるくると巻き上げ完成だ。

ジョイントを一本巻いて火を付けてみると甘みのある爽やかな味が広がる。悪くないどころか最高じゃないか。思わず笑ってしまったほどだ。こんな素晴らしいものを無料でくれるなんて太っ腹すぎるぞと思いつつもお礼を言うことにした。

「ありがとうございます!!とても美味しいですよ!これはヒットしますよ!」興奮気味に伝えてみると店長は嬉しそうに笑いつつ「それは良かった」と言った。何でも異世界の最新品種なんだそうだ。店長の栽培農園で量産する計画なのだそうだ。

ジャンヌは嬉しくなった。もう少しすればこの品種が店に並ぶと思うと嬉しくなった。リリアンヌと一緒に来ようと思った。きっと彼女もこの喜びを共有してくれるに違いないのだ。

それからジャンヌはパンケーキを注文して完食し店を出た。幸せな気持ちのまま家に帰ったらリリアンヌが寝ていた。どうせまた徹夜で酒盛りをしていたんだろうか?全くしょうが無い奴だと思いながらも愛おしくて堪らなかった。何度見ても綺麗だと思う銀色の髪を撫でている内に眠たくなってきたので一緒に眠る事にした。リリアンヌは嫌そうな顔をしたが構わず抱きしめて眠りについた。

いつの間にか朝までぐっすり眠れていたらしい。昨日の事が嘘のように清々しい目覚めであった。今日も一日頑張ろうという気にさせてくれたのだ。

その後、店で売られている『ウェディングケーキ』という名の新種マリファナは大人気となり飛ぶように売れていった。そしてあっと言う間に定番商材の一つになったのだった。店長はその事を大いに喜んだが同時に大きな悩みを抱えていた。(あれだけの大ヒット商品だから当然と言えば当然だけど……在庫が全然足りない…)

連日入荷してもすぐに売り切れてしまう為、店長としてはとても困っていたのだ。この事態を想定して既に増産体制に入っているもののそれでも追いつかない有様であり……結局更なる追加発注をかける事になったのだが……奴隷が足りなかった。

エルフの森では原価を下げるため労働力を奴隷で補うのは常識だ。特に農作業など単純作業においては尚更である。しかし残念ながら高品質なブランド大麻の生産は高い技術力が要求される高度な仕事だ。奴隷に教え込むのは大変だった。

どうにか解決法は無いだろうか?そう考えていた時にジャンヌが提案したのだ。「奴隷狩りをしませんか?」と。ジャンヌの提案に店長は喜んだ。……確かにこれは名案だと思えた。幸いにしてエルフには優秀な狩人が大勢いる。街で人間や獣人を捕らるのは造作もないだろう。店長はすぐに行動に移った。

人間の売人からの情報をもとにエルフの森の近くに住むダークエルフの集落を見つけ出し襲撃をかけたのだ。集落に居たのは若い女ばかりだった。売人から聞いていた通り全員が文字が書け数学も理解するほど優秀で真面目で勤勉だった。

ジャンヌが連れてきたダークエルフ達は皆優秀で銃で脅し殴れば何でもすぐに覚えた。

異世界式の栽培法や肥料の作り方も覚えさせた。挿木で増やす方法も覚えさせた、開花させ乾燥し製品にする作業もマスターさせた。暴力万歳。

ジャンヌが「凄いね!君たちは天才だよ!」と褒めるとみんな顔を青くし怯えて可愛かった。こうして異世界マリファナの苗はどんどん増えていった。その頃には常に最新のマリファナを村で購入する事が出来た。

最近では店長は独自の品種を作ろうと品種改良を研究しているようだ。エルフの森名産品が生まれる日も近いだろう。

ジャンヌはリリアンヌと共にコーヒーショップで雑談を楽しんでいた。

 


「それでどうなったんです?」

「えっと、ダークエルフって頭も良くて手先も器用なの」「へぇ、そんな種族がいたなんて知りませんでした」「私も驚いたわ。本当に頭がいいのよ、数字とか計算が苦手って奴も居るけど殆どが完璧に近いレベルで出来るの」

「それは素晴らしいですね……」「でも、ちょっと変わってるかな?全員目が死んでたっていうか死んだ魚みたいな目してて怖いのよね。それにすぐ怯えたりするし。情緒不安定なのかしら?」

「あぁ……そういうタイプの種族なんでしょうね。何か理由があるんでしょう、多分ですけれど……。私は会ったこと無いのですが、以前読んだ本によると昔はもっと感情豊かだったらしいですよ」

「ふーん……ま、いっか。ともかく栽培は順調らしいよ」ジャンヌは満足そうにしている。リリアンヌもつられて笑顔になる。「それなら良かったじゃないですか」

「うん、後はもうしばらくすれば収穫できるはずだからそしたら今度は専門農場を作って大量生産するんだって」

「そういえば大麻の栽培だけじゃなくて加工にもダークエルフさん達を使ってましたもんねぇ……」

 


器用で頭が良く従順で良い奴隷のダークエルフ。村ではダークエルフは高値で取り引きされていた。

 


エルフ達は周囲のダークエルフの村を襲い奴隷を調達した。薬の代金の代わりにダークエルフの奴隷を連れて来る人間も増えた。色を付けて買ってやった。すると人間は更に多くのダークエルフの奴隷を持ってくるようになった。ダークエルフは知能が高く従順で寿命も長かった奴隷として完璧だった。ジャンヌはご機嫌に話している。リリアンヌは微笑みながら聞いている。

この世界は平和だ。ジャンヌは心の底からそう思った。

マリファナの売り上げは順調に伸びており店長はホクホク顔だった。ダークエルフ達のお陰で人件費を大幅に削減できたのが大きかった。ジャンヌは毎日楽しく過ごしていた。リリアンヌも毎日幸せだった。

 


ある日、ジャンヌとリリアンヌは朝早くから村長の屋敷に向かっていた。今日は大事な会議が開かれる予定なのだ。

屋敷に到着すると既に大勢のエルフが集まっており、皆忙しく動き回っていた。ジャンヌ達は適当な場所に座った。暫く待っているとエルフ達が集まって来た。集まった者達を見回す。どの者も表情が硬く真剣そのものといった様子だ。恐らくこれから何事かを議論するつもりなのだろう。

村長が口を開いた。

「ではこれより第111次定例議会を開催する。まず始めに……この度は我々の提案を受け入れてくれた事に礼を言う。ありがとう。今回の議題だが、今後の奴隷についてだ。我々エルフに今後どのような奴隷が必要か?どの様な種族が最適か?皆の意見を聞かせて欲しい」村長が立ち上がり演説を始めた。

「現在我々はダークエルフという労働力を得て生活水準を向上させつつある。また新たな労働力を手に入れる必要がある」ざわめきが広がる。

「静粛に!……ダークエルフだけでは足りないという意見かね?しかしダークエルフは既に全て奴隷にし確保している。これ以上必要なのか?ダークエルフより優れた種族など居るはずが無い!」一人が叫んだ。エルフ達が同意するように声を上げる。

ダークエルフ以上の働きをする奴隷が必要だと?馬鹿な事を言わないで欲しい。あれ以上優秀な者が他にいる訳がないじゃないか!!」別のエルフが叫ぶ。

「落ち着けと言っているだろう!!静かにしろ!!!」一際大きな声で怒鳴りつける。

「確かにそうだ。ダークエルフは優秀すぎる余りに逆に困っているのだ。これ程までに完璧な存在というのは扱い辛い物だと初めて知ったよ」誰かの声をきっかけに次々と不満が出始める。

「ならば新しい種族を探せば良い」一人のエルフが立ち上がって言った。

「その通り!他の種族ならいくらでもいる!」「新しい種族を探して奴隷にするんだ!」次々に賛同者が増えていく。

会議は『新しい奴隷資源の開拓』で満場一致で決定し以下の事が決められた。

・新たに奴隷を探す為に大規模な調査団を派遣する

・見つかった種族は全て奴隷とする

「諸君らの協力に感謝する。必ずやより良い成果を出して見せよう」

こうして、エルフによる奴隷資源大捜索が決定された。

 


それから1週間後調査団は東西南北4チームに別れ調査を開始した。それぞれ2ヶ月の調査期間を設けてある。

ジャンヌとリリアンヌは東チームに参加していた。

「ねぇ、こんなんでホントに見つかるの?」「分かりませんけど、一応仕事ですし真面目に取り組みましょうよ」

「えぇー……」「ほら、頑張ったら美味しいご飯食べれますよ」「うぅ……分かったわよぉ」渋々ながらもジャンヌ達は装甲車で走り出した。リリアンヌは苦笑しながら後に続いた。調査団は東へ向かって進んでいった。道中魔物が出たものの特に問題なく進んでいった。

途中で一度野営をしながら調査団は東へ進んでいく。集落や町が無いか隈なく調べる。そんな日々を過ごしているうちに遂に最初の報告が入った。

「獣人らしき集団を発見しました。どうしますか」

「よし、全員で行くぞ。準備させろ。それと念の為武装させておけ」エルフの兵士の一団が装甲車に乗って駆けていった。

エルフ達は獣人の村を襲撃した。村の建物は破壊され村人は奴隷にされた。抵抗した者はその場で意識を刈り取り奴隷魔法をかけた。そして村は制圧され村人は全員が捕らえられた。

エルフ達は大喜びだった。これで食料も増産出来るし芥子畑も広げられる。畑を耕す手間も省ける。

「よくやった。では早速奴隷にしてしまおう。おい、お前達。こいつらを牢屋に入れて来い。丁重に扱うようにな」エルフの兵士が指示を出し、村人は連れていかれた。

調査団の調査は続く。西チームは山岳地帯を調査していた。ホビットの集落を発見した。武器防具は粗悪品ばかりだったのですぐさま捕まえ奴隷にした。エルフは喜んだ。

北チームのエルフは海沿いの漁村を調査した。竜人が沢山捕れたので喜んでいた。

南チームで海釣りをしていたエルフは珍しい種類の水棲亜人達を見つけたので捕獲し奴隷にした。人魚とか言うらしい。

エルフ達の2ヶ月に及ぶ調査は終了した。その成果は上々であり、大量の奴隷を確保することが出来た。エルフ達はその事実に大満足していた。

捕らえた奴隷達は奴隷魔法を掛け絶対服従させた上で各地に輸送されていった。奴隷の数はどんどん増えていき、産業に従事させた。

獣人達は鉱山や農地へ送られた。人魚達は漁業をさせるべく各地に送られ漁民として働かされていた。

ホビット達は手先が器用だった為、細工師や木工奴隷として働らかせた。

ドラゴニュートは頑丈だった事もあり土木作業や建築作業をさせていた。

森に居なかった種族は港町などで見つかれば連行していった。

全ての奴隷が使役された後、エルフの里に凱旋が行われた。エルフはお祭り騒ぎであった。奴隷を労働力とし更に豊かになったエルフ族は更なる発展を目指して動き出す。

エルフは今まで以上に人間との交易に力を入れる事を決定。同時に奴隷売買も積極的に行う事とした。様々な人種がエルフの手に渡る事になるだろう。それは新たな時代の幕開けになるかもしれない。エルフの人口は少ないが奴隷の数は多い。エルフの森の国力は膨大だった。エルフ族が奴隷を得てから5年が過ぎた。エルフ族の奴隷人口は100万人に達していた。労働力としては十分過ぎるほどだった。奴隷に子供を作らせると優秀な子供が産まれるため人口増加にも役立っていた。

 


エルフ達は幸せだった。豊かな生活を満喫していた。人魚達に捕らせた海の幸は新鮮で美味しい。里には酒蔵があり各種酒類が造られている。米や麦などの穀物類も豊富にあり飢えることは無い。肉は定期的に手に入る。ダークエルフに作らせたマリファナも美味しい。

娯楽施設や飲食店もあり暇を潰すことに苦労することも無い。衣食住全てにおいて満たされていた。

ジャンヌとリリアンヌは相変わらず二人仲良く暮らしていた。二人は毎日のようにマリファナを吸い酒を飲み毎日を楽しんだ。二人の仲の良さは変わること無くずっと続いていた。

 


そんなある日ジャンヌの元に一通の手紙が届いた。差出人はコーヒーショップの店長だった。

内容は新しい異世界マリファナが見つかったという物で、試供品を試して問題が無ければ即採用すると書かれていた。

「リリィ!これって!」「えぇ、間違いありませんね」

ジャンヌとリリアンヌの顔は満面の笑みに包まれていた。こうしてまた一つマリファナが増える事になった。

ジャンヌとリリアンヌは二人で相談した結果、すぐにでも行こうという話になり次の日の早朝に出立する事を決めた。

翌日ジャンヌとリリアンヌは支度を整えて店に向かった。店の前には店長の姿があった。

「おはようございます」「やぁ、2人ともようこそ!」

2人は店長に促されカウンター席に座った。「それで、今日は何があるんです?」

店長はニヤっと笑いマリファナを出す。「これは最近見つかった新種だよ。まだ店に出してないんだ。」

そう言って大きなバッズが出てきた。

ジャンヌは愛用のグラインダーで砕きボングの火皿に詰め火を付けた。久しぶりの美味な煙に感動を覚えながらゆっくりと吸う。口の中に濃厚な甘さが広がった。

「ん〜……やっぱり最高ですねぇ……」

続いてリリアンヌもゆっくり味わっていた。「うん、良いですね。甘い香りが強くて美味しいです♪」

その後2人は3種類の品種を吸わせてもらった。全部味もハイも良かった。煙も吸いやすかった。

「ふぅ、ご馳走様でした」「いえいえ、どういたしまして」

3人で雑談をしているうちに夜になってしまったため本日はこれでお開きとなった。

発売したら行くことに決め、この日は早めに寝ることにした。

それから数日が過ぎ遂に発売された。

早速買いに行き試してみるとやはりどれも素晴らしい出来だった。

2人で買い込み家で早速吸い始める事にする。

まずはジャンヌがグラインダーから取り出し、火を付ける。

口に含むとあの懐かしい味わいが広がる。

「あー、この感じだなぁ〜」

続けてもう1ボウル分を火皿に詰める。今度は少し強めに息を吸う。

スゥッとしたパインフレーバー共に強烈な甘さが口に広がり、鼻の奥まで突き抜けるような感覚に陥る。

そのまま深く呼吸をし、肺いっぱいに広がる煙を楽しむ。

「ぷはっ、これも中々いいじゃないか。癖になっちゃうかも。」

リリアンヌも同様に楽しんでいるようだ。

お互いに感想を言い合いながら楽しんだが、流石に2ボウル目からはボディハイが強くストーンしてしまい、それ以上は無理だった。

後日、マリファナは飛ぶように売れ、街ではどこでも見かけるようになった。

ダークエルフに作らせているマリファナブランドは不動の人気を誇っており、街の特産品となっていた。

 


エルフの里にはジャンキーが溢れ、皆笑顔で暮らしている。

エルフの未来は明るい。今日もジャンヌとリリアンヌは幸せそうに過ごしている。

エルフの森は平和で愛に溢れていた。

 


エルフの森はラヴ&ピース

 


-END-