おいでよ!エルフの森!

AIのべりすと(https://ai-novel.com/novel.php)にて作成した作品です。

おいでよ!エルフの森6!

ここは剣と魔法のファンタジーの世界にあるエルフの森。

 


その昔、エルフは人間よりも優れた魔法技術を持っていたのだが、邪悪な魔王の手によって重度のジャンキーになる呪いをかけられてしまい、今では見る影もない。

 


[パン!パン!パーン!]

エルフの里に乾いた破裂音が響き渡る。村長の愛銃スミス&ウェッソン44マグナムの発砲音だ。

 


撃ったばかりの拳銃を手に持ったまま恍惚としている村長。

「頭が冴えてきたぜ!!」そう言ってリボルバー式のハンドガンを乱射する。44口径マグナム弾の騒音が村中に響き渡る。シャブが効いて来たようでご機嫌だ。弾を撃ち尽くすと空薬莢を取り出しポケットから新しい弾を取り出し銃に装填する。

[ズガーン!ズガーン!ズガーン!!]

村長のマグナム弾とは異なる発砲音が鳴り響く。彼女の夫であるロバートの愛銃デザートイーグル.50AEの発砲音だ。彼はオートマチック派だ。

お互いマグナム弾が大好きだった。弾はホローポイント弾しか使わない。

村長はシャブ派で、ロバートはコカイン派だった。お互いアッパー系で仲が良かった。

 


彼らの発砲音はエルフの里では鶏の代わりの朝を告げる目覚ましだ。朝日が登ると二人は仲良く寝起きの一発をキメ、そのまま外で銃を乱射するのだ。これが毎日のお決まりのパターンであった。

エルフ達も慣れたものだ。二人の銃撃が始まると寝ている者は起き出し、徹夜でキメている者は布団に潜る。

 

 

 

リリアンヌも目が覚める。

眠い目で枕元に置いたビール缶を手に取り蓋を開けゴクゴクと飲み干す。目覚めの一杯だ。異世界の雑誌で『寝起きに水を飲むと健康に良い』と書いてありその習慣を取り入れた。ビールは水だ。

彼女は信じていた。

「ぷっはー!」美味しい。もう一本飲んじゃおうかな?……

 


ジャンヌも目が覚める。

眠い目で枕元に置いたボングに口を付け火皿のマリファナに火を付ける。

ボコボコボコボコボコボコボコボコ……大きく息を吸う。

目覚めの一服だ。異世界の雑誌で『寝起きに深呼吸すると健康に良い』と書いてありその習慣を取り入れた。大麻は空気だ。

彼女は信じていた。

「ぷっはー!」美味しい。もう一服吸っちゃおうかな?……

「おはよう」「おはよう!」部屋から出た二人は互いに挨拶する。二人は同じ家に住んでいた。

 


「今日は何発撃ちましたか?」ロバートが聞く。

「100発くらいかな」村長が答える。

「そんなもんですかねぇ〜」ヤク中同士意味の無い会話をする。彼らは朝の乱射を終えるとまたヤクをキメる。

村長はシャブを注射し、ロバートはコカインを鼻から吸う。夫婦二人で仲良く薬を楽しむ。

 


リリアンヌが起きてきて朝食の準備を始める。今日のメニューはシリアルだ。牛乳の代わりにカルーア・ミルクをかけて食べる。

ジャンヌも朝食を摂り始める。相変わらず凄まじい量を食べるな、

と思いながら見ているとあっという間に食べ終えてしまった。

食事を終えた一行は森の奥へと足を運ぶ。

奥に行くほど木々が生い茂っている。

鬱蒼とした森の中をしばらく進むと拓けた場所に出た。芥子畑だ。

 


畑には村長夫妻が捕らえた人間の奴隷達を働かせていた。

立派に育った芥子坊主を眺めてると収穫の時期が来た事を実感する。今年の実入りはどうだろうか?

「おお!実ってますね!」ロバートが叫ぶ。

「どれどれ……」村長が芥子を摘む。

「こいつぁいい出来だ。去年よりかなり上等だぞ」

そう言うと手早く芥子坊主に[川]や[三][井]の字に切れ込みを入れて行く。

少し経つと切れ込みを入れた芥子坊主から乳白色の液が滴る。生阿片だ。奴隷達は次々と芥子坊主に切れ込みを入れ、液が滴るとそれをヘラで集めていく。芥子坊主1つから取れる阿片の量は僅か60mg程しか取れない。数を集めるためには膨大な量の芥子畑が必要だ。阿片を集める作業も全て手作業で行う必要があり普通にやっては元が取れない。

村では森の外で捕らえた人間を奴隷として使っているため人件費はタダだ。労働力として重宝している。

奴隷は便利だが大量の阿片を作るとなると話は別だ。この広大な土地を全て耕して種を植えて栽培する必要がある。

これだけの面積になると人海戦術が必要になるが、エルフは数が少い。奴隷にやらせると重労働ですぐに死ぬ。

そこでエルフ達は異世界から農業用トラクターを召喚し広大な畑を作った。これなら人力に比べて圧倒的に少ない人数で農作業を行え、しかも一度に広範囲の土地を耕作できる。

エルフ達が奴隷を使役する理由は他にもある。それは麻薬の製造方法の秘匿のためだ。

エルフの里で製造されるヘロインは質が良いことで評判だ。純度が高く静脈注射が出来る程だ。静脈注射は強力で一度使うとその快感から抜け出せない。エルフの里の名産品だ。里の外に漏れ出す事など絶対に避けたい。

「来年にはもうちょっと量を増やせるだろうよ」

村長が嬉しそうに話す。

「これでまた新しい工場が建ちますねぇ〜」

ロバートも嬉しそうだ。「あそこに見えるのはなんでしょう?」

リリアンヌがある一角を指し示す。

そこには巨大な金属製の機械があった。「あれかい?アレは肥料を製造する装置だよ。」死んだ奴隷の処理装置のようだ。

「死体をミンチにして肥料にするんだ。」「へぇ〜便利なものがあるんですね」

奴隷達は必死に働く。いずれ解放されると信じて……

 


やがて夕方になり一行は集落に帰る。

帰り道ジャンヌが話しかけてきた。

「今日も楽しかったな!!」

彼女はマリファナをキメている。

マリファナでハイになっている時は会話が弾むのだ。

「ええ、最高だったわ!」

リリアンヌも焼酎をラッパ飲みする。

「明日は何発撃つ?」

「100発くらいかな?」

「そんなもんかねぇ〜」

村長とロバートの意味の無い会話も続く……

4人はヤク中特有の意味の無い会話を楽しみながら帰路に着く。

 


「疲れた〜」「疲れたわね〜」

ジャンヌとリリアンヌは自宅に帰って来た。ジャンヌとリリアンヌはお風呂に入る。2人の美少女は互いの身体を洗い合う。

全身泡だらけになった2人が浴槽に飛び込む。湯船に浸かり一日の疲労を癒す。

ざぶんと音を立ててジャンヌとリリアンヌの肢体が浮かぶ。

「ああ、気持ちいい……」ジャンヌが呟く。

「本当ですねぇ〜」

リリアンヌも答える。

そのまま二人はお風呂を上がりパジャマに着替え、リリアンヌはビールを飲み、ジャンヌはジョイントを吸いながらご飯を作った。2人で仲良く夕食を摂る。食事を終えると食後のデザートだ。バニラアイスだ。

ジャンヌがジョイントに火をつけると吸いながらアイスを味わう。

「美味しいですかぁ?」

リリアンヌが尋ねる。

「うん!いつもより美味しい!」

リリアンヌはアイスに黒糖梅酒をかけて味わう。

「美味しい…」

2人はゆっくりとした時間を過ごす。

夜も更けてくると寝る事にした。

「それじゃあお休みなさい」そう言って二人はそれぞれの部屋に戻る。

 


リリアンヌは寝る前に焼酎を飲む事にした。『寝る前の適量の飲酒は健康に良い』と異世界の雑誌で読んだからだ。

リリアンヌは自分の基準で適量である焼酎4Lボトルを飲み干した。

明日も良い日に違いない。そう思いながら眠りに着いた。

 


ジャンヌは寝る前にマリファナを吸う事にした。『寝る前にアロマを焚くと健康に良い』と雑誌で読んだからだ。

ジャンヌは自分の基準ではアロマであるマリファナを吸う事にした。

きっと明日も良い日だ。そう思いながら眠りに着いた。

 


きっと明日も村長の44マグナムの銃声で1日が始まる…

 


今日もエルフの森は平和だった。きっと明日も平和だろう。

エルフの森はラヴ&ピース…

 


-END-